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除光液の正しい捨て方とNG行為 知らないと大変なことに!

 

爪になったマニキュアやアクリル系塗料を使用した際に、それを落とすために使用される『除光液』

 

なかなか落ちない塗料類を落とす時にはすぐに落とすことができて大変便利ですが、

 

一方でその取り扱いについては色々悩ましいことがあるもの

 

笑う門
換気の良いところで使うということは当然ですが、それ以上に、余ってしまった時にどうやって捨てるべきなのか、よく妻も悩んでいます。

 

そこで今回は、除光液の正しい捨て方と、捨てるときに絶対にやっては行けないNG行為について解説させていただきますので

 

ぜひ、身の回りに使っていない除光液があり、捨て方に悩んでいたら参考にして下さい。

 

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除光液を捨てる時のNG行為

 

ではまず、捨てる時に「絶対にやってはいけないNG行為」からみていきます。

 

NG行為

①流し台・トイレに捨てる

②容器ごと捨てる

③ペットボトルに入れて捨てる

 

①流し台・トイレに捨てる

絶対にやってはいけないNG行為に一つ目は「流し台・トイレに擦れる」という行為です。

 

除光液は『アセトン』という有機溶媒に使われる原料が入っており、非常に臭気が強く、そして揮発性の高い液体という特徴を持っております。

 

マニキュアなどの原料はアクリル樹脂から構成されており、アセトンはそのアクリル樹脂を溶かす能力が非常に強いため、除光液に用いられるわけです。

 

そんな危険性の高い液体であるアセトンを含む除光液を流し台やトイレに流してしまったらどうなるでしょうか?

 

笑う門
まず排水溝から除光液の臭気が立ち上り、当たりを除光液の匂いで充満させてしまうし、下水処理時においても相当な処理が必要になってしますよね

 

家庭の通常排水として流してしまうと、下水処理時に相当な処理が必要になってしまうことはもとより、環境汚染の観点においても決して、家庭の通常排水として除光液を捨ててはなりません。

 

②容器ごと捨てる

通常、除光液はガラス瓶やアセトンに対する薬品耐性の強い容器に入れられて販売されておりますが、その除光液を捨てる際には、しっかり中の液体を

 

抜いた状態にて容器を処理するようにしましょう。

 

万が一、容器の中に大量の除光液が残っている状態で容器を廃棄してしまうと、ゴミ捨て場などで中の除光液が漏れ出して、周囲に異臭を拡散させて

 

しまう原因になりかねないため、必ず中の除光液を抜いた状態にて処分するようにして下さい。

 

 

③ペットボトルに入れて捨てる

除光液の容器がガラス瓶の場合、容器処分の観点から中に入っている除光液を『ペットボトル』に移し替えて捨てようとする方も散見されますが、

 

これも絶対にNGな行為です。

 

ペットボトル自体は『ポリエチレンテレフタレート』という原料から構成されており、除光液に原料でもあるアセトンに対する耐薬品性が高いため

 

ペットボトルが溶けてしまうというリスクは低いですが、一方で、アセトンは揮発性が非常に高いため、特に夏場の高温の時にペットボトルに

 

除光液を入れて処分しようとすると、ボトル内の温度が上昇し、アセトンの気化が早まルことでボトルが膨張し、最悪のケース破裂する恐れがあるためです。

 

笑う門
破裂なんてしようものなら、それこそ周囲に除光液の臭気も撒き散らすことになるから絶対にNGですね

 

 

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除光液の正しい捨て方

 

各自治体によって、除光液の処分方法が異なるケースもありますが、もし『可燃ごみ』として廃棄することができれば、

 

以下手順に基づいて処理するようにして下さい。

 

除光液を正しく、そして安全に捨てる方法は、除光液を『紙類や布に染み込ませて捨てる』という方法です。

 

まずは、「新聞紙やその他不要な紙」と「不要な布」、「牛乳パックなどの紙パック」を準備します。

 

そして以下の手順に基づいて処理すると安全に処分することができます。

 

処理手順

手順1:余った除光液を新聞紙に染み込ませる

手順2:除光液が染み込んだ新聞紙を、布きれで包む

手順3:布きれを再度、新聞紙で包む

手順4:牛乳パックなどの紙パックに、除光液が染み込んだ新聞紙+布を入れて、封をする

 

この手順で処理することで、臭気を外に漏れ出さずみ処分でき、かつ揮発による容器破損などの心配もなく処分することができます。

 

この処理をしたのちは、念の為ビニール袋にこの紙パックに入れて、通常の『可燃ゴミ』として廃棄するようにしましょう

 

笑う門
とにかく安全にかつ、正しく処分することが大切ですからね

 

繰り返しとなりますが、決して安易に水の如く、流し台やトイレに流すことはしないで下さい。

 

周囲に迷惑をかけてしまうだけでなく、環境汚染の観点からしても良くない行為ですので、しっかり正しい方法で処分するようにしましょう!

 

最後までご覧いただきありがとうございました。

 

 

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