夏になると増えてくるもの。
暑さだけではなく、そう、雷も増えてくるんです。
夕立が多くなる夏場においては、雷の発来にも注意が必要です。

そんな夏間に多くなる雷から身を守る確かな方法は何なのか?
どういったことに注意すべきなのか詳しく解説していきます。
こんな方におすすめ
- 雷から身を守る方法を知りたい方
- 夏場に多い雷に対して、どういった点を注意すれば良いのか知りたい方
「なぜ起こる?」夏場に多い雷
夏場に多くなる『雷』の存在。
夏場において雷が多くなるのかそのメカニズムとは?
雷が発生するメカニズム
夏は日差しが強い一方、高い空上空に吹く風が弱いため縦に長い雲が発生します。これが俗に言う『積乱雲』と言うものです。
この積乱雲は、空のかなり高い位置まで発生するし、さらに空は高くなればなるほど気温が下がります。
発生し始めた積乱雲の中で生まれる小さな氷の粒が上空へと上っていくにつれて氷の塊となり、やがては地面に向かって降りてくるようになります。
この時上っていく氷と降りてくる氷がぶつかり合うことでそこに静電気が発生し、積乱雲の中に溜まったきます。
静電気を溜めきれなくなった積乱雲は今度は地面に向かって放電しようとします。
この放電作用こそが、『雷』として私達を悩ましているのです。

夏こそ対策!雷から身を守る安全な場所
では、突然襲いかかってくる雷に対して、どのように身の安全を確保するべきなのか?
代表的な雷から守るための安全な場所についてご紹介します。
身を守る安全な場所①
車中
外側が金属で覆われている一方、車内はウレタン」ゴム等の材質で覆われていて、なおかつ地面にはタイヤが接地しているため、もし雷に打たれても流れる電流が地面に逃げてくれるため、車の中に入れば雷に感電するようなことありません。
但し、社内にいても金属部分に手や体が触れていると感電してしまう可能性があるので注意が必要です。
身を守る安全な場所②
地下施設
地下であれば雷に打たれる心配はありません。
デパ地下やオフィスビルなどの地下は雷から身を守る際には最適な場所です。
但し、雷が発生する条件においては積乱雲や非常に強い雨を降らせる雨雲が伴っているケースが多いので、
大雨によって《地下浸水》などの危険がはらんでいるため、避難する際には厳重な注意が必要です。
身を守る安全な場所③
コンクリート製の屋内
ビルやホテルなどのコンクリートに覆われた建物内であればまず心配はありません。
大雨による浸水が気になるようであれば、3階〜4階の高さまで上ることが出来れば一安心です。
夏こそ注意!雷にやられやすい電化製品
夏場の雷に注意したいことがもう一つあります。
それは、家に備え付けの電化製品です。

もちろん停電によるライフラインの寸断というリスクもありますが、それ以上に注意が必要なのが、
「落雷時の家電製品の電気ショート」
です。
注意が必要な家電
TV
充電中のスマホ・パソコン
インターホン
特に充電中のスマホ・パソコンは注意が必要で、充電しながらスマホをいじっている時に近くで落雷があり、スマホがショートしてしまった事例もあるので、
雷が鳴り始めたら、充電から外しておくことをオススメします。
なお意外と盲点なのが、家のインターホンです。
外付け(門や独立したポストにら備え付けたインターホン)のインターホンの場合、地中を介して家の中に配線が結ばれているため、
地中の影響を受けやすい状態にあります。
そんな中、家の近くに雷が落ちた場合にはその地中を伝って高圧な電流がきます。
そこに設置されているインターホンも当然ながら雷の高圧な電流に影響されて、インターホンの内部部品が壊れてしまい誤作動することなどがあります。

「雷が聞こえ始めた」
「雷の光が近くで見えるようになった」
ことが起き始めたら、すぐさま電化製品の電源を切るなどの工夫がおすすめです?
【番外編】雷に打たれる確率は?
ズバリ!
1,000万分の1と言われています。
この確率が高いと感じるか、低いと感じるかは人それぞれですが、
宝くじの1等当選の確率が1,000万分の1と言われているため、雷に打たれる確率は宝くじの1等を当てることに匹敵するくらい、低い確率なんです。

だからといって油断大敵で、いつ何時雷に打たれてしまうのか計り知れませんので、
先にご紹介の身の安全を守る行動を優先して、雷に対する対策を万全なものにしておくようにしましょう!
最後までご覧いただきありがとうございました!