目次
最近、なんとなく疲れていませんか?

「特に何かあったわけじゃないのに、気持ちが重い」
「仕事も家庭もこなしてるけど、心の中はスッキリしない」
──そんな日が続いていませんか?
40代になると、体力の変化だけでなく、心のエネルギーも少しずつ減っていきます。
そして気づかないうちに、「頑張りすぎ」「我慢しすぎ」が積み重なっていることも。
僕自身、仕事と家庭の両立に追われる中で、
「気づいたら心が置いてけぼりになってた」ことに気づいたのが、ちょうど去年の11月でした。
あのとき感じた“モヤモヤ”を解消できたのが、「メンタルの棚卸し」です。
それは特別なことではなく、“心の整理整頓”をする習慣のこと。
なぜ11月は「心の棚卸し」に最適な時期なのか?

11月は、1年の中でも「心が揺れやすい季節」です。
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日照時間が短くなり、気分が落ち込みやすい
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年末に向けて仕事や予定が増え、焦りやプレッシャーを感じやすい
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寒暖差で自律神経が乱れやすい
つまり、心も体も“冬支度”を始めるタイミング。
ここで何もケアをしないと、年末には心がすり減ってしまうこともあります。
だからこそ、11月は「心のメンテナンス月間」として、
いったん立ち止まり、“心の棚卸し”をしておくのが効果的なんです。
「メンタルの棚卸し」って何をするの?

名前だけ聞くと難しそうですが、やることはとてもシンプルです。
ポイント 頭の中にある感情を、一度外に出して整理すること。
方法は人それぞれですが、僕が実践しているのは次の3ステップです
step
1一日の終わりに「気持ち」を3つ書き出す
ノートやスマホのメモに、「今日感じたこと」を3つだけ書き出します。
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朝、通勤中にイライラした
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部下の成長が嬉しかった
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家族との食卓で癒された
ポイントは、「何があったか」よりも「どう感じたか」。
“出来事”ではなく“感情”を整理することで、自分の心の状態に気づけます。
step
2良かったことも必ず1つ書く
ついネガティブなことばかり書いてしまいがちですが、
「ちょっと嬉しかったこと」も必ず1つ入れましょう。
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コーヒーが美味しかった
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いつもより早く帰れた
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家族に「ありがとう」と言われた
小さなことでもいいんです。
心の棚卸しは“反省会”ではなく、“自分をいたわる時間”。
「今日の自分、よくやったな」と感じられる瞬間を大切にしましょう。
step
3書いた内容を「そのまま受け止める」
書き終わったあと、「これはダメだな」と反省する必要はありません。
むしろ、「ああ、自分はこう感じてたんだな」と受け止めるだけでOK。
人は“気づけたこと”からしか変われません。
心の棚卸しは、「今の自分を理解する」ための時間なんです。
やってみて感じた変化

最初は正直、半信半疑でした。
「書いたくらいで何が変わるんだろう」と。
でも、1週間ほど続けてみると──
驚くほど気持ちが軽くなりました。
以前はイライラしたことをずっと引きずっていたのに、
「書き出すことで頭から出ていく」感じがする。
さらに続けるうちに、自分の“感情のパターン”にも気づきました。
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木曜あたりに疲れがピークになる
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睡眠が浅いと翌日イライラしやすい
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家族との時間で気持ちが回復している
こうした“自分の傾向”が見えてくると、
「今週は余裕がないな」「今日は無理せずいこう」など、
心のセルフケアが自然とできるようになります。
「続けるコツ」は“完璧を目指さないこと”

続けることが苦手な人ほど、最初は“ゆるく”始めるのがおすすめです。
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書ける日だけ書く
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3行で終わってもOK
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書けなかった日は、ただ深呼吸するだけでもOK
心の整理は「頑張るもの」ではなく、「緩めるもの」。
力を抜いて続けることが、結果的に一番のメンタルケアになります。
40代の心に効く「メンタル棚卸し」の3つの効果

① 気持ちの切り替えが早くなる
書き出すことで、頭の中のモヤモヤが可視化されます。
問題を“見える化”することで、冷静に整理しやすくなり、
「落ち込む→引きずる」という悪循環から抜け出せます。
② 自分に優しくなれる
書いているうちに、「自分、けっこう頑張ってるな」と気づけます。
完璧を求めるのをやめ、“自分を許す力”が育つのも大きな効果です。
③ 人間関係のストレスが減る
感情を整理すると、他人の言動に過剰に反応しなくなります。
自分の“心の位置”が分かることで、余裕を持って人と関われるようになります。
11月から始める“心のメンテ習慣”のすすめ

11月は、一年の「疲れ」と「焦り」が重なる時期。
だからこそ、無理に頑張るより、一度立ち止まる勇気を持つことが大切です。
夜、寝る前に3行書くだけでいい。
小さな習慣が、やがて大きな心の安定につながります。
「メンタルの棚卸し」は、未来の自分へのプレゼント。
年末を穏やかに迎えるために、今日から少しずつ始めてみませんか?
まとめ|心も体も“ゆらぎながら整える”
心は、いつも一定ではいられません。
揺れたり、沈んだり、また元気になったり──
それが自然なんです。
だからこそ、「揺れを受け入れながら整える」ことが大切。
無理にポジティブになろうとしなくても、
「今の自分、これでいい」と思えた瞬間に、心はすでに回復しています。
今日も最後までご覧いただきありがとうございました。
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